2017
10.09

11 いなぎ苑陶芸講座

いなぎ苑で陶芸講座開催

稲陶会の稲城市支援ボランティア活動の一環として
「いなぎ苑・介護支援サービスセンター」 にて
作陶を指導しています。

本年5月末より、 おもにデイサービスの方々を対象にした
陶芸講座を月 3〜4回ほど実施。
正味は1時間ですが、準備と後片付けで3時間ほどかかります。
ほかに素焼き、 釉がけ、 本焼きは稲陶会の3人で行います。
先般9月末に 初めての本焼きまでこぎ着けました。
1ラウンドしたので、 その様子をご報告いたします。


inagiennno hito002

毎回 2名の講師で 7〜10人に (2テーブル) 手捻り作陶を受け持ちます。

inagiennno hito001

今日のテーマは 「平目=ヒラメ」 と 「河豚=ふぐ」 の小皿。
一人2個作ります。


ヒラメ

2017:10:4いなぎ円本焼03

下は素焼きの窯出しです。

上の段から見ると、 茶碗、 子犬の置物、 サヤエンドウの箸置き、
ノエルの小枝小皿、 フクロウの置物、 ムツゴロウの箸置き、
奥の方に小皿やウサギや亀、 動物の箸置き など…。
1時間で作るので、 すべて小品です。


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釉がけは好天に恵まれました。 屋外でやるので何よりラッキー!
3か月分の素焼き約100個を 3人で一気に釉がけします。


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少品種大量釉がけなので、 かなりの手作業です。

IMG_4764.jpg

仕上げのワンポイントは一つづつ筆塗り。

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「ノエルの小枝小皿」。 森の小枝を組んで小皿にしました。
かわいい小鳥がアクセント。


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電気窯で本焼きです。 丁度すっきり窯づめできました。
座布団はほどんどしませんが、 織部釉の作品のみ 敷き板をします。

さて、 スイッチオンです。 
電気窯なので ガスや風の調節、 火の当番は不要です。
あとは二日後以降に 窯出しします。


2017:10:4いなぎ円本焼2
                (2017/10/10 photo by kon & doi & koba)



いなぎ苑窯の本焼き窯出しです


初めての窯出しです。
いつの時も窯出しはドキドキもの…

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電気窯の各棚の様子です。
いい色が出ていますね。
よかった!

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                     (2017/10/14 photo by doi)




いなぎ苑の陶芸講座の初作品です


釉薬が透明、 織部、 黄瀬戸の3つしかないので、 トルコ釉と赤萩釉を持ち込みました。

フクロウの置物はよい出来です。

1.jpg

サヤエンドウは緑色がきれいです。
ムツゴロウ、 かわいいでしょ?


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ノエルの小枝小皿。
焦げ茶色があまり出ませんでしたね〜、 ちょと残念。


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湯のみです。 織部でワンポイント。

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どうぶつの箸置き。
少し難しかったかも…。


5.jpg

小皿と箸置きです。  う〜ん、 あと何色か釉がほしいところですね。

6.jpg
                     (2017/10/14 photo by kon)

来月、 皆さんのキルトパッチワークや絵手紙、折り紙など手芸作品の展示会があるそうです。
焼き物に関しては、2年ほど陶芸講座がなかったとのことなので、
今年はこれらの 「陶芸作品」 が皆さんの存在感を演出するのではないでしょうか。






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2017
09.18

9 温度計の補修


温度計のつっかえ部分


窯に火を入れるときは温度計を使いますが、
その付け根の部分、 童仙房土のつっかえ部分が
数ヶ月前から半分破損しています。

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割れていると 窯温度が漏れて
不安定になりそうなので、
9月16日の愛陶会の本焼き前に、 一部補修しました。


IMG_4512.jpg

あくまでも臨時措置で、 完全ではありませんので、

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                                         (2017/9/16 photo by kon)
いずれきちんと作らないといけません。




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2017
06.29

5 稲城の梨釉ー2


2 梨の木の灰で 「梨釉」 を作ります。


稲城市の特産品である 「梨」 の木の整理枝や太幹を燃やし、
一晩燠火して灰にします。


梨釉02.jpg

こうして焼きあがった 「梨灰」 は、炭の燃えカスなど不純物がいっぱい!
これを 大きいフルイから徐々に細かいフルイに3〜4回かけ、 ゴミを取り除きます。


梨釉06.jpg

こんなに大きい炭の燃えカスが入っています。

梨釉07.jpg

80目の細かいフルイにかけます。

さらに60目のフルイにかけ、かなりサラサラ粉状に…。
でも、 まだまだです。


梨釉10.jpg

まだ砂や細かい不純物が出ます。

梨釉11.jpg

2017:6水簸1

だいぶきれいになってきました。

2017:6水簸2

フルイを振りすぎて、 手首が痛いです。 麻痺しそう!

2017:6水簸3

さあこのくらいでいいでしょう。
この小麦粉のようにフワフワになった梨の灰 (右) を水に溶かします。


2017:6水簸4

半分は40目でフルイましたが、
左の 「フルイ残り」 は、 60目でフルえば、 多分まだ半分は使えます。
もったいないので、 (次回予備用に) 捨てずとっておきましょう。


長石、珪石など、他の材料はまだ混ぜません。
まずは 「水簸=すいひ」 します。


すると出てくるののは 「灰汁=あく」 です。
アラビア語で 灰のことをアルカリと言うそうです。 
  へえ〜!


2017:6水簸5

よくかき混ぜ、 梨灰の成分が沈殿したら
上に浮いた灰汁 (あく) をすくい取ります。


2017:6水簸6

灰汁 (あく) をすくいは2週間くらい。
毎回、 取った分の水を追加します。

2017:6水簸7
                             (2017/6/10 photo kon)
灰汁はアルカリ性なので、 直接手で触れるのは禁止です。


アクや濁りが完全になくなり、
攪拌しても うわ水が透明になってきたら、 やっと 「水簸 = すいひ」 終了です。
約1ヶ月、 稲陶会の皆さんが順番に水簸してくれました。
ご苦労様でした。


この 「梨灰」 を使い 「梨釉」 を作ります。
伝統のレシピに従って長石や珪石など調合します。


2017:6_2015愛陶会

梨釉05.jpg

さて 「新 ・ 梨釉」 の出来映えは、 焼いてみてのお楽しみ……。



       * * * * * * * * * * * *



梨釉の作品例 (2) です。

2017:6陶酔2013:4-2

2017:6望月梨

上は陶酔さん (還元)、 中は陶窯さん (還元)、下は愛陶会 (酸化) の作品です。

素焼き地に鉄や呉須で文字や絵を描けば、 表面に表れます。


2017:6小山梨
                                     (2017/6/28 photo by kon)
「梨釉」 は還元でも酸化でも、 トロッとした温かみのある白系に焼きあがります。 

梨の里 「稲城」 が授かった 陶芸の神様からの贈り物です。


                           


 
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2017
05.29

4 稲城の梨釉ー1


「梨釉」 は稲城・稲陶会(とうとうかい)のオリジナル釉薬です。


東京 稲城市の特産品は 甘くて大きな 「梨」 です。
実りの秋、 収穫を終えた梨の木は、 次年に備えて枝を整理します。


梨の整理枝2016



まずは、 釉薬のための 「梨の灰」 を作ります。


1 梨 灰 作 り

陶磁器の表面を硬く覆っているのが釉薬で、長石=ガラスが主原料。
これに各地独特の灰や材料で色気やディテールの味付けをしますが、
稲城ならではのスペシャル隠し味が この 「梨灰」 なのです。

2015_6_7梨釉1.jpg

稲城駅から歩いて20分ほどの、 南山の農地を使わせていただきます。

201567梨釉2.jpg

近隣の梨農家から剪定後の徒長枝や古い切り株を分けていただき、
トタン板の上で燃やします。


201567梨釉3.jpg

おっと、 山火事にでもなったらタイヘン。
地元の消防に届けを出し、 消火用水も用意します。


20150608梨の木を焼く

灰づくりは代々、 先輩から後輩に受け継がれてきた
稲陶会の伝統体験です。


2015_6_7梨釉5.jpg

朝8時過ぎから火がつけられ、
2時間余りで大量の梨枝はすべて燃やし尽くされました。


2015_6_7梨釉6.jpg

しかし、 ここまではまだ 「半 炭」 状態。
この後、 トタンの蓋をかぶせ、 翌日も蒸らして完全に燃焼させ 「灰」 にします。

できた 「梨灰」 は炭の燃えカスや不純物がいっぱい!
これを 3〜4回、 徐々に細かいフルイにかけ、 ゴミを取り除くと、
小麦粉のようにサラサラ状態になります。

さらにこの後、 水簸(すいひ)して、
3〜4週間かけて、 何度も灰汁 (あく) をすくって 完成させます。
その様子は……、


次回、 「2 梨釉作り」に続く。


     * * * * * * * * * * * *


梨釉の作品例です。(陶窯)

2015_6_7梨釉7.jpg

梨釉は還元で、 トロッとした温かみのある白系に焼きあがります。
上は鈴木さん、 下は望月さんの作品です。

2015_6_7梨釉8.jpg
                          (2017/5/29 photo by kon)
素焼き地に鉄や呉須で文字や絵を描けば、表面に表れます。

                           


 
◆コンさんのHP「陶芸始めちゃいました」 →→ 『ギャラリー稲陶』はこちらから
→→up.gif 加川敬子さん(陶窯)5/25 / 陶芸体験の旅No.14_「韓国・利川(イチョン)の旅」 6/13
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2017
05.03

3 陶器市が開催されました


稲陶会の陶器市

稲城市第4文化センター祭が開催され、
恒例の 「稲陶会の陶器市」が2月25日に催されました。
遅れましたが、 ご報告させていただきます。

2017陶器市0001

稲陶会のメンバー80人が1年間作りためてきた
作品の一部を、露店でかなりお安く販売。

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稲城市民、近隣住民の皆さんに喜んでいただいています。

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天気にも恵まれ多くのお客さんで賑わいました。

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中には、 年に一度と言わず、
2回くらいは実施してもいいんじゃないの?

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とおっしゃるお客さんもいました。

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稲陶会の皆さん、 お疲れ様でした。

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                         (2017/5/1 photo by Kon & Tera)
売り上げの一部は社会福祉協議会に寄付されました。


 

 
 
◆コンさんのHP「陶芸始めちゃいました」 →→ 『ギャラリー稲陶』はこちらから
→→up.gif 加川敬子さん (陶窯) 5/24 / 陶芸体験の旅13_「美濃・土岐・多治見の旅」 8/19
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