2017
05.29

4 稲城の梨釉ー1


「梨釉」 は稲城・稲陶会(とうとうかい)のオリジナル釉薬です。


東京 稲城市の特産品は 甘くて大きな 「梨」 です。
実りの秋、 収穫を終えた梨の木は、 次年に備えて枝を整理します。


梨の整理枝2016



まずは、 釉薬のための 「梨の灰」 を作ります。


1 梨 灰 作 り

陶磁器の表面を硬く覆っているのが釉薬で、長石=ガラスが主原料。
これに各地独特の灰や材料で色気やディテールの味付けをしますが、
稲城ならではのスペシャル隠し味が この 「梨灰」 なのです。

2015_6_7梨釉1.jpg

稲城駅から歩いて20分ほどの、 南山の農地を使わせていただきます。

201567梨釉2.jpg

近隣の梨農家から剪定後の徒長枝や古い切り株を分けていただき、
トタン板の上で燃やします。


201567梨釉3.jpg

おっと、 山火事にでもなったらタイヘン。
地元の消防に届けを出し、 消火用水も用意します。


20150608梨の木を焼く

灰づくりは代々、 先輩から後輩に受け継がれてきた
稲陶会の伝統体験です。


2015_6_7梨釉5.jpg

朝8時過ぎから火がつけられ、
2時間余りで大量の梨枝はすべて燃やし尽くされました。


2015_6_7梨釉6.jpg

しかし、 ここまではまだ 「半 炭」 状態。
この後、 トタンの蓋をかぶせ、 翌日も蒸らして完全に燃焼させ 「灰」 にします。

できた 「梨灰」 は炭の燃えカスや不純物がいっぱい!
これを 3〜4回、 徐々に細かいフルイにかけ、 ゴミを取り除くと、
小麦粉のようにサラサラ状態になります。

さらにこの後、 水簸(すいひ)して、
3〜4週間かけて、 何度も灰汁 (あく) をすくって 完成させます。
その様子は……、


次回、 「2 梨釉作り」に続く。


     * * * * * * * * * * * *


梨釉の作品例です。(陶窯)

2015_6_7梨釉7.jpg

梨釉は還元で、 トロッとした温かみのある白系に焼きあがります。
上は鈴木さん、 下は望月さんの作品です。

2015_6_7梨釉8.jpg
                          (2017/5/29 photo by kon)
素焼き地に鉄や呉須で文字や絵を描けば、表面に表れます。

                           


 
◆コンさんのHP「陶芸始めちゃいました」 →→ 『ギャラリー稲陶』はこちらから
→→up.gif 加川敬子さん(陶窯)5/25 / 陶芸体験の旅No.14_「韓国・利川(イチョン)の旅」 6/13
 アップしました。up.gif





 

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2017
05.03

3 陶器市が開催されました


稲陶会の陶器市

稲城市第4文化センター祭が開催され、
恒例の 「稲陶会の陶器市」が2月25日に催されました。
遅れましたが、 ご報告させていただきます。

2017陶器市0001

稲陶会のメンバー80人が1年間作りためてきた
作品の一部を、露店でかなりお安く販売。

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稲城市民、近隣住民の皆さんに喜んでいただいています。

2017陶器市0003

天気にも恵まれ多くのお客さんで賑わいました。

2017陶器市0002

中には、 年に一度と言わず、
2回くらいは実施してもいいんじゃないの?

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とおっしゃるお客さんもいました。

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稲陶会の皆さん、 お疲れ様でした。

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                         (2017/5/1 photo by Kon & Tera)
売り上げの一部は社会福祉協議会に寄付されました。


 

 
 
◆コンさんのHP「陶芸始めちゃいました」 →→ 『ギャラリー稲陶』はこちらから
→→up.gif 加川敬子さん (陶窯) 5/24 / 陶芸体験の旅13_「美濃・土岐・多治見の旅」 8/19
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